なぜミャンマーで切り抜くのか -ミャンマーの収入、物価 2
以前、なぜミャンマーで切り抜くのか、というミャンマーの収入と物価についての記事を書いたのですが、ネットの情報で調べただけで実際の肌感覚についてミャンマー人に確認できていないままでした。
2019年秋から当サイトに寄稿してくれているなかのさんが、ここ数年以内でミャンマーに留学経験があったので、聞いてみました。
※本記事中の円-チャットの換算は、2019/12/24時点の為替で記載しています。
GDPから推測したミャンマー人の年収
年収約13万円、月々のお給料は1~2万円というのは正しいそうです。
物価-住居
ミャンマーは土地の扱いがちょっと特殊かなと思っていて住居の感覚がわからなかったのですが、所有権のある持ち家がある人がいたり、賃貸で借りれるアパートがあったり、意外と日本と変わらないようです。
家賃の相場としては、ミャンマー人がミャンマーで住むとき、月10万チャット=7千円強くらいだと「だいぶ高い、稼いでいるね」という感覚だそうです。
物価-食費
1食あたりで2000チャット(約150円)は確かに”贅沢すぎないランチ”であり、でも500チャット(約40円)くらいで簡単なものなら食べられるようです。日本でいうと立ち食いソバみたいな感じで。
前回の記事ではランチの価格から1日の食費を4000チャットと仮定して月の食費は4000チャット×30日=120000チャット=9千円弱かと予想し、月収に対して高すぎるのではと思っていましたが、実際にはこんなにいかないそうです。
・お弁当派が日本より多い(全部お弁当じゃなくてもごはんを持って行っておかずだけ買うような人も多い)
・昼・夕の2食とか、2食+紅茶・軽食みたいな感じで、3食しっかり食べる習慣はない
月収が1~2万円でそこから家賃も支払うことを考えたら、食費9千円じゃ高いですもんね。
ミャンマーと関係のない、今日の私のお弁当です。ミャンマーで使われてるようなお弁当箱も持っているんですよ!
貯蓄
あと意外だったのは貯蓄をあまりしないということ。
70歳(75歳?)まで働き続けよ、それまでに自力で2000万円貯めるべし、という日本に生きてると、驚きの感覚です。
ブッダの姿を想像すると、宗教的な考え方でなのかなあと納得しちゃいますが、銀行に預けてたお金が引き出せなくなったり、だからといってたんす貯金していても貨幣の価値がなくなったときなどがあって、貯蓄に意味を見出しづらい背景もあるからのようです。
貨幣の価値
本記事のために画像が欲しくて、ToriJunさんに今チャットのお金を持ってないか尋ねたところ、ぼろぼろの紙幣を出されました。確かミャンマーではきれいなお札じゃないと価値が下がったはず、、、と思いましたが、それはドルだけで、チャットは別にきれいさで価値は変わらないそうです。なんでしょうかその基準は・・・