ミャンマーの得度式(僧侶になる出家の儀式)
こんにちは。今日は毎年の三月と四月に全国的に行われている、ミャンマーの得度式について書きたいと思います。
得度式は仏教徒のミャンマー人にとってとても大事な式です。息子を僧侶にさせることが、人生最大の功徳をつむことなので、結婚式より大切だと思っている人もたくさんいます。
ミャンマーでは仏教徒の男性であれば、二十歳になる前に必ず一度僧侶になります。
本人の意思ではなく、親が自分の子供を早めにお釈迦様と僧侶の修行や教えに理解してもらいたいという目的で得度式を行って僧侶になり、僧院で生活するようになります。
僧侶でいる間は、僧院で生活しながら、お釈迦様の教えと修行などをしなければなりませんので、最低限自分の世話を自分で出来る五・六歳が求められています。僧侶としての期間は一番短くても3日と3ヵ月または本人によって一生僧侶としての修行を続ける場合もあります。
得度式は男性だけ行うことができるとは限らないです。女性の場合は尼さんになれます。尼僧院に住んで僧侶と同じ様な修行をしなければなりません。
得度式を行う時は招待状などを配ります。しかし、招待状がなくても参加できます。地方などでは町や村中の人たちが参加して、手伝ったりします。
得度式は最低でも三日はかかりますので、ミャンマーの人々は新婚の時から得度式のために貯金しています。また、お金が無い家族のために村や町の人々がお金を集めて大きな式を行ってくれます。