ミャンマー切り抜き職人

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映像のグリーンバックは静止画の切り抜きにもいいの?

合成シーンのある映画の制作過程のドキュメンタリーで、ブルーやグリーンの背景をバックに役者さんが演技するのを見るときありますよね。ブルーやグリーンは人物の肌色と補色の関係にあるため、人物を抽出しやすく、動画でクロマキー合成する背景として、よいそうです。

そういう撮影風景の記憶をたどって映画『寄生獣』でミギーを演じる阿部サダヲさんを思い出したのですが、改めて確認するとブルーもグリーンもありませんでした????手足にモーションキャプチャ用の器具をつけて動くっていう。こういうやり方もあるんですね。

逆に全身が緑のガチャピンだと、こんな事故が起こり得ます。
・ガチャピンが、クロマキー合成してるニュースの天気予報に登場して、バグってしまったという記事

wikipediaだとグリーンではなくブルーバックとして項目になっています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF

Youtuberの方たちが、このグリーンバックをネタにした動画を出しているのも見ることあります。(グリーンバックを使って合成動画(クロマキー合成というらしい)を作る方法を教えてくれてる動画もたくさんあります)

東海オンエアで虫眼鏡さんが、ペンキで塗った手作りのグリーンバックを作っていたり。
【はじめしゃちょーが、グリーン”バック”ではなく物を緑に塗ることで透明に映そうとしていたり。

(2020.6)tiktokで、自分の顔をグリーンバックにして、顔の上で好きなアーティストを躍らせてる子もいたので追加。

「人物の肌色と補色の関係にある」からグリーン、なのですが、たまたまオフィス内で緑色を見つけたので、これを背景に撮影した画像を切り抜きしてみようかなと思いました。

ご依頼いただく画像の背景は白であることが多いのですが、緑だとどうなんだろうという、ただの好奇心です。

緑の上のふわふわ_自動選択ツール

1.自動選択ツール

元画像はコントラストははっきりしていると思うのですが、自動選択ツールだけだとイケてない感じです。切り抜くまでもないです。

オブジェクト選択ツール

2.オブジェクト選択ツール

こんなのありましたっけ?AdobeMAX2019で発表されていたAdobeSenseiというAIを使う機能なのかもしれません。

グリーンをバックに輪郭がふわふわ_切り抜き(オブジェクト選択ツール)

このツールを選択して枠で囲んだら、けっこうきれいに選択してくれてます。輪郭を拡大してみるとかなり繊細に切り抜いてくれています。

Photoshop VIO様の記事を見ると、やはりこれはSenseiが使われた新しいツールのようです。用途的に、これまで「境界線の調整」でやってきたことが簡単にできるようになったという感じでしょうか。

グリーンをバックに輪郭がふわふわ_切り抜き(オブジェクト選択ツール)_背景黒

わかりやすいように黒の背景の上に置いてみました。境界線をぼかすなどの加工はしてませんが、悪くないです。

グリーンをバックに輪郭がふわふわ_切り抜き(クイック選択ツール)

3.クイック選択ツール

悪くないようにも思えるのですが、拡大してみると、オブジェクト選択ツールのほうがより良いです。

比較のため黒背景でも

黒の上のふわふわのもの

グリーンだと切抜き易いのか、という記事なので、次に黒の上で撮影したものも同様に切り抜いてみます。

4.自動選択ツール

グリーンバックのときと同様に、ダメダメな感じです。

kuro をバックに輪郭がふわふわ_切り抜き(オブジェクト選択ツール)

5.オブジェクト選択ツール

きれいに選択してくれましたが、輪郭を拡大するとかなりなめらかな線になってしまっていました。ただ、拡大してみると元画像がちょっとぼやけていたようにも思えたので、そのせいかもしれません。

kuro をバックに輪郭がふわふわ_切り抜き(クイック選択ツール)

6.クイック選択ツール

緑よりも若干切抜き易い感じがしました。

緑バック+オブジェクト選択ツールの組み合わせだと、黒バックよりも繊細な切り抜きが可能そうにも思えましたが、元画像のブレが差分の原因である可能性もあります。

というわけで、「静止画でも緑だと切り抜きやすい」とは断定しきれない結果となりました。

この記事を書いた人

JPstaff-01